役員・社長写真の撮影Q&A
会社案内・ホームページ用の写真で失敗しないために
これまで、グローバル企業の元トップから、IT、建設、食品、航空まで、さまざまな業種の役員・社長を撮影してきました。その経験を活かし、役員や社長の撮影を担当することになった人事部などの方や、制作会社のディレクターの方に向けて、撮影の前に知っておいてほしいことをQ&Aの形でまとめました。
撮影の前に、いちばん大事なことは何ですか?
撮影した写真が何に、どういうふうに使われるのかが決まっていることです。これは写真の完成度を上げるだけでなく、撮り漏れを防ぐことにもつながります。
撮影前に、毎回お願いしている準備はありますか?
ヘアメイクの手配は必要か、メガネは必須か、撮影現場は自由に選べるかを確認します。現場を選べない場合は、現場の写真をスマートフォンで撮って、事前に送っていただくようお願いしています。また、ネクタイやアクセサリーを複数ご用意いただき、どれにするかは当日ご相談して決めます。
会社案内・ホームページ・採用ページ・記者発表など、使い道によって撮り方をどう変えていますか?
単刀直入に、笑顔か、真剣な表情か、どちらが必要なのかを確認します。背景や構図やポーズは現場で確認しますが、納品後に写真を扱えるデザイナーがいるのかどうかで、私が考えなければならない範囲が変わってきます。
1人あたりの撮影時間は、どれくらいですか?
長くても30分、短ければ10分程度です。ただ、ヘアメイクや移動を考えると、拘束時間はもっとかかります。会議の合間に撮れる、というものではありません。
短い時間で良い表情を引き出すために、工夫していることは?
その場にいる誰かと目を合わせてもらうことです。照れが生まれて、自然と柔らかい表情になります。
とはいえ、いい表情とは、柔和な笑顔とは限りません。若い頃、いい笑顔が撮れたと安心して撮影を終えたものの、後日担当の方から問い合わせがありました。リーマンショックで会社の業績があまり良くなかったので、株主向けには笑顔ではない写真を使いたい、という内容でした。いい写真とは、そのときに応じて変化するものです。当時若かった私は、それを現場で理解していませんでした。
緊張している社長や、撮られ慣れていない役員に、最初にどう声をかけていますか?
企業の重要な判断を日頃からされている方々なので、私には想像もつかないようなご苦労をされていることと思います。なので、検索して見つかる情報があれば、目を通してから現場に臨みます。たとえば書籍の表紙の撮影では、担当編集者にお願いして完成前の本文を共有してもらい、実際にお会いしたときには、その中から質問を考えたりします。ただ、これはもはや仕事というより、役得とも言える楽しみです。
社長室や会議室など、会社の中で撮るときに気をつけていることは? スタジオ撮影との違いは?
基本的には自然光で撮るのが得意で、その雰囲気が好きです。なので私のポートフォリオは、スタジオでライティングしている写真でも、自然光に似た光を作って撮影しているものが多くあります。とはいえ、クライアントの好みが最優先なので、まずはお客様の意向を伺って、それに合わせた光を提案します。
社長室や会議室での撮影とスタジオでの撮影の違いは、広さです。中でもいちばん大きいのは天井の高さで、自然光を意識した光を再現するには広さが必要です。とはいえ、最小でも4×6m程度の何もない部屋があれば、バストアップなら、柔らかく清潔感のある写真が撮れます。会議室で撮る場合は、机を端に寄せられるかも確認しておいてください。
写真と一緒に動画も撮れますか? 同じ日にまとめて撮るメリットは?
採用サイトでは、各部署から選ばれたいろいろな方を撮影します。最近は動画の需要も多く、私も写真と動画を両方お受けして、同じ日に撮影することがあります。企業様にとってのメリットは、撮られる方のスケジュールを、写真と動画で分けて押さえなくて済むことです。窓口の人事や広報の方々とお話をしていると、社員のスケジュール管理がとても大変そうで、この点は大きなメリットになると感じています。
これまでに撮影した写真は、Client Worksでご覧いただけます。
役員・社長の写真、採用サイトやコーポレートサイトの写真・動画の撮影は、ひび写真事務所にご相談ください。企業のご担当者様からも、制作会社の方からもご依頼をいただいています。料金は撮影の内容に合わせて個別にお見積もりします。内容が固まっていなくても、お気軽にお問い合わせください。